かるがも日記


卵」

6月、この時期になると雑草がもの凄い勢いで生えてきます。
毎日、畑の中はもちろん、畑や田んぼの土手の草も刈らなければなりません。
土手の草は、だいたい一か月で腰の高さぐらいになってしまいます。
先日、少し伸びすぎてしまった田んぼの土手草を刈り払い機で草刈していたら「かも」が飛び出しました。
あまり気に留めずに、そのまま草刈を続けていたら、びっくり。
ちょうど草を刈ったところに、かもの巣がありました。


草刈りは中止したものの、かもの親はびっくりして飛んでいってしまいました。
それからしばらく、少し離れたところで見ていたのですが、親が戻る気配がありません。
これは、覚悟を決めて卵をかえすしかない、と思い
インターネットで調べたところ、かもの卵のかえし方がでていて、電球で40℃ぐらいにして温める、
6時間に一度、卵を反転させる、約4週間で卵からかえる等の情報がありました。
ご近所の方が電球を持っているということだったので、電球を借り、
犬のゲージと新聞を敷き詰めたダンボール等々を用意しました。
5月、6月と休みをとれなかったぐらいなのに、6時間に一回、卵を半回転させ、4週間もがんばれるだろうか・・・。
でも、やるしかない・・と、箱を持って卵をとりに行ったその時、巣のある田んぼの隣の田んぼに、2羽のかも。
親が戻ってきていました。
このまま、そっとしておいて、明日の朝、親が温めていなかったら、自分で育てようと決め、家に帰りました。

次の日、巣を見に行くと、ちゃんと親が温めていました。
草を刈ってしまったので、目立つようになってしまいましたが、なんとか無事に、このまま育ててくれればと思います。



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