かるがも日記


かも誕生」


卵を見つけた後、インターネットでいろいろ調べたところ、かもは大人になるとお米を食べてしまう「害鳥」という記載をみつけました。
たしかに、あいがも農法も、あいがもが大人になると、田んぼから引き揚げます。
本来ならば、自然のままが、一番良いことなのですが、除草剤を使わない我が家の田んぼは、
ただでさえ、草だらけで、近隣から迷惑がられていて、
この上、かもが孵化して、隣の田んぼのお米を食べたとなれば、田んぼをやっていくことができなくなる可能性もあるため、
悩みぬいたあげく、田んぼで孵化させることを断念しました。
親鳥には、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだったのですが、卵を取り上げることにしました。
そして、持ち帰り、親鳥がわりに、卵を温めることにしました。


手作り孵卵器。ひよこ電球を買ってきて、つくりました。

インターネットでかるがものことを調べると、あまり孵化についての情報がないのですが、
孵卵器の温度は37℃ぐらいとありました。
電球の高さを調節して、温度が37℃ぐらいになるように調整するのですが、朝と夜では、電球の高さを変える必要があり
日が当たると、ものすごく熱くなったりするので、頻繁に温度計を見ながら試行錯誤の日々。
また、6時間に一度、半回転させる必要があるとのことで、親鳥の大変さを痛感しました。

かるがもは、28日で孵るということなので、6月30日に卵を発見したことから、もしうまくいけば、7月3週目ぐらいに孵化するのではと思っていたのですが、
7月16日海の日に、11個の卵のうち7個の卵から雛がでてきました。










孵すことはできましたが、ここからが勝負。
なんとしても無事に育てて、自然に戻したいと思います。



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