屋根工事T
〈化粧垂木と化粧野地板〉

雨が降る前に一日でも早く屋根をはれるよう、
棟上げ翌日から、急ピッチでの屋根作業に入りました。

ありがたいことに、棟上げの翌日も応援の方がたくさん駆けつけてくださり、
一日で垂木が打ち終わりました。
ほんとうにありがとうございました。

まず「棟木」、「母屋」に「垂木」を渡し、屋根の下地をつくります。
プレカットされた材は棟上げまでで、これからは手刻みになります。
棟上げのときに、「拝み加工」をしていただいていた垂木を配置していきます。

棟の頂点で文字通り拝み合わせるように斜めに加工したものですが、
なんだか屋根の上で守ってくれているような、いい名前です。

これが拝み部分。


水平器を当てて小屋束の垂直を見ます。
まっすぐに見えるようでも、意外に傾いていたりして、
そんなときは掛矢(でっかい木槌)で直します。
まっすぐの位置になったところで垂木を打ちます。

妻側の端と中央にくる垂木で垂直を確認して固定をしてから、
次々と垂木を打っていきます。


あと、もうちょっと。
模型のようできれいです。

完成前に記念撮影。

無事垂木も打ち終わり、

次に軒先を切りそろえ、

野地板の外枠になる「広子舞」を打ち付けます。

そしていよいよ「化粧野地板」の張り始めです。

「相じゃくり加工」のされた化粧野地板を、
北側の軒先からすき間ないようにつけて垂木に打ち付けていきます。

北側が終わり、翌日は南側。

3日かけて野地板まで張り終わりました。
何日もお手伝いに足を運んでくださった皆様、
ほんとうに、ほんとうにありがとうございました。


化粧野地板の段階で、雨の予報が数日あり、
ブルーシートで覆うこと数回。
やっと防水紙を張り、やっと一安心です。

次は野垂木、荒野地板、屋根材です。


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