また今年も会えました。
水を入れた田んぼで、田植えをしていると、
手の横をごそごそ通り過ぎていきます。
なにやらたくさん背中に背負って。
カメムシ目コオイムシ科コオイムシ(子負いむし)
背負っているのはたまご。
数えたら、50個くらい背負ってました。
体長1.5cmくらいのちょっとキュートなむしです。
ちなみにひとまわり大きい、オオコオイムシなるものもいるそう。
子を背負うのはオス。
心配性で、背負っていないと不安なのか、
知らないうちに妻に産みつけられていたのかわかりませんが、
たまごを守るため、必死な感じです。
じっと見ていると、視線を感じるのか
ぴたっと止まります。
まずいなぁ、見られてるなぁ・・・。
一瞬考えた後、
一目散に逃げていきます。
といっても全く敏捷さにかけるので、
なんだかおかしみを感じます。
たまごをたくさん背負った、この風変わりなむし。
なんだか豊穣の神のつかいのような気がして
見つけると拝んでしまうのは、
わたしだけでしょうか。
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